INTERVIEW

私は大阪営業所の第二営業部に所属しています。
主な業務内容としては、機密書類の溶解処理業務の提案やトイレットペーパーの原料となる古紙の買い取りを担当しています。機密書類の溶解処理に関する営業では、事前にヒアリングを行い、処理当日のトラックの進入経路や停車位置の確認、作業内容を加味した人員、時間の算出を行います。最初は慣れない業務に苦戦しましたが、先輩や事務員にも助けられて成長しました。
溶解処理した機密書類は生活必需品であるトイレットペーパーに生まれ変わります。弊社ではこの資源の循環を「エコの輪」と名付けており、単なる書類の処理ではなくエコな社会の実現に寄与する事業であることを説明しています。さらに月1回、製造部と販売部で会議を行い、よりよい製品づくりのために改良を加えたりするなどの試行錯誤を続けています。このように、部門の垣根を越えてひとつの目標に向かって一丸となる取り組みは前職では経験がなく、入社して一番驚いたところで刺激にもなっています。

近年、デジタル化が進んだ影響で紙の書類が減っています。例えば、病院などでも電子カルテが主流になりつつあり、弊社に持ち込まれる機密書類の量も減少していくことが予想されます。一方で弊社では、５年後をめどに生産量を２倍にする増設計画が進行中です。生産量が２倍になるということは、必要な原料も２倍以上になるということであり、紙資源の確保がますます重要になってきます。そのため、未取引の企業や官公庁、病院などへのアプローチを強化しています。
また、機密書類ではない牛乳パック等の古紙原料の確保も重要で、古紙問屋との取引を行っているのですが、将来的に古紙価格の上昇が見込まれるため市場動向を見極めながらの適切な判断が求められます。並行して、これまで扱っていなかった雑誌等の古紙も扱い始めました。雑誌を大量に溶解処理するとトイレットペーパーの品質が落ちるという問題がありましたが、工場技術者の努力によって克服されつつあるからです。

リバースはオン・オフのメリハリのきいた職場です。時には冗談を言ったりしながら、明るく仕事をしています。一方で、お客様への対応や社内調整の部分に関しては厳しい部分もあります。得意先との関係はもちろんですが、事務員や工場の方とも関係性を築いていく能力が求められます。